台風や低気圧の日の頭痛・体調不良が気になるときに試したいこと
台風が近づいている日や、朝から低い雲が垂れ込めている日に、「なんとなく頭が重い」「体がだるい」と感じることはありませんか。前日までは特に変わったことがなかったのに、と不思議に思うこともあるかもしれません。
この記事では、天気の崩れとともに頭痛や体調不良が気になるときに、すぐに試しやすい対処法やセルフケアの選択肢をご紹介します。
以下は一般的な参考情報であり、効果を保証するものではなく、診断や治療を目的としたものでもありません。
原因に心当たりがあるかどうかにかかわらず、今感じている不快感に合ったセルフケアを探したい方は、 今の状態に合うケアを探す から始められます。
天気が崩れる日に頭痛や体調不良が気になるとき
台風が近づく前や、梅雨の時期など低気圧が続くときには、頭痛や肩こり、めまい、だるさなど、いくつかの不調が重なって気になることがあります。こうした天候の変化に伴う不調は、「気象病 (きしょうびょう)」と呼ばれることもあります。
ただし、気圧の変化にどの程度影響を受けるかには個人差があります。同じような天気の日でも、特に変化を感じない日もあれば、頭の重さやだるさが気になる日もあるでしょう。

背景として考えられていること
天気の変化と体調不良の関係については、いくつかの仕組みが考えられています。ここツボでは、主な背景として次の 3 つをご紹介します。
- 内耳が気圧の変化を感知するという考え方: 耳の奥にある内耳が気圧の変化を感知し、その情報が脳に伝わることで、自律神経のバランスに影響する可能性があると考えられています。ただし、詳しい仕組みについては、まだ研究が続けられている部分もあります。
- 自律神経のバランスへの影響: 気圧が急激に変化すると、自律神経の働きに影響し、血管の収縮や拡張などのバランスが変化する可能性があるといわれています。
- 睡眠や首・肩への負担が重なること: 台風の接近時などは、気圧だけでなく湿度や気温も短時間で変化しやすくなります。その影響で睡眠の質が下がったり、無意識に首や肩へ力が入ったりすることもあります。
このうち、どれか一つだけが関係しているとは限りません。いくつかの要因が重なった日に、不調をより強く感じることもあります。
今すぐ試しやすいこと
背景が分かっても、天気そのものを変えることはできません。そこで、気圧の変化が気になる日に、その場で取り入れやすい対処法を 2 つご紹介します。
まずは、静かで少し暗めの場所で休んでみましょう。頭痛があるときには、光や音などの刺激が普段より負担に感じられることがあります。
次に、こまめに水分をとることも大切です。水分不足は体調に影響することがあるため、一度にたくさん飲むのではなく、無理のない範囲で少しずつ補給してみてください。
頭の重さや吐き気が気になるときのツボ押し
首の付け根や耳の後ろ、手首にあるツボを、指でやさしく押す方法もあります。気になる不快感に合わせて、次の表を目安に選んでください。
| 気になる不快感 | ツボ | 押す場所 |
|---|---|---|
| 首の付け根や後頭部の重さ、目の疲れ | 「風池 (ふうち)」 | 後頭部の髪の生え際 |
| 耳の後ろから後頭部にかけての重さ | 「完骨 (かんこつ)」 | 耳の後ろの骨の下にあるくぼみ |
| 吐き気や緊張に伴う不快感 | 「内関 (ないかん)」 | 手首の内側から指 3 本分肘寄り |
いずれも、痛みが出ない強さで行います。押している途中に頭痛や吐き気が強くなる、めまいが出る場合は、すぐに中止してください。
首の付け根や後頭部が重いとき: 風池
風池は、首の付け根の筋肉に刺激を与えるツボで、後頭部の重さや目の疲れが気になるときのセルフケア候補です。
後頭部の髪の生え際に沿って指を動かし、首の中央にある太い筋肉の外側を探します。頭の骨の下の縁にある、左右のくぼみが目印です。
強く押すと頭痛やめまいが出ることがあるため、軽い力で押してください。
指の当て方や押す方向、秒数・回数は、 風池の押し方を見る から確認できます。
耳の後ろから後頭部が重いとき: 完骨
完骨は、耳の後ろから後頭部まわりを刺激するツボです。このあたりの重さが気になるときに取り入れられます。
耳たぶの後ろに指を当てると、硬い骨の出っ張りがあります。その下端から少し後ろ斜め下へ指をずらしたところにあるくぼみが、完骨です。
強く押すと頭痛が悪化することがあるため、弱めから始めてください。耳の後ろに急な腫れや熱を持つ炎症、けががある場合は行わないでください。
位置の目印と避けたい状態は、 完骨の場所と注意点を見る から確認できます。
吐き気や緊張に伴う不快感があるとき: 内関
内関は、吐き気などが気になるときに用いられる、手首の内側のツボです。
手のひらを上に向け、反対の手の人差し指・中指・薬指をそろえて、手首の横じわから肘に向かって並べます。指 3 本分肘寄りの、中央を走る 2 本のすじの間が目印です。
手首に急な腫れや熱を持つ炎症、けががある場合は行わないでください。押す場所の皮膚に傷や発疹、水ぶくれがある場合も避けてください。
位置の目印と避けたい状態は、 内関の場所と注意点を見る から確認できます。
気をつけたいこと
突然の激しい頭痛や、手足のしびれ・力が入らない、言葉が出にくい・ろれつが回りにくいといった症状がある場合は、セルフケアをせず、すぐに救急車を呼んでください。普段とは明らかに違う頭痛や、強い吐き気・嘔吐を伴う場合も、天気のせいと決めつけず、速やかに医療機関へ相談してください。受診目安の参考: NHS「Headaches」。
また、天気の変化がきっかけのように感じられる場合でも、自己判断で頭痛薬を使用する日数や回数を増やし続けることは避けましょう。

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